江東区立平久幼稚園

元加賀幼稚園のお友達と一緒に、大型バスに乗って遠足に出かけました。様々な植物に触れ、感じたり表現することを楽しんだりできるよう、木について学ぶことのできる「木材・合板博物館」と熱帯の多様な植物を見ることができる「夢の島熱帯植物館」に行きました。

出発前に、先生から「木」や「合板」について話しを聞きました。話を聞きながら、保育室を見回してみると、「木」がが様々な用途で使われていることが分かりました。「あそこにも」「ここにも」「椅子だって！」と保育室の中だけでもたくさんの「木」が使われていることに気付き、園庭の木と見比べながら、どうやって板になるのかを知りたい！という期待をもちながら、博物館に向かいました。

最初に、木の香りがする工作室で木材や様々な材料を使って木工プレートの工作作りを楽しみました。いろいろな形や種類の木の端材や木の実、パスタ、スパンコールなどを組み合わせ、思い思いに表現することを楽しみました。「どんぐりの冒険なんだよ」「ここはおうちなの」など、材料からイメージを膨らませ、ボンドで貼ったり色をぬったりしながらじっくりと楽しむ様子が見られました。一人一人の表現は素朴で自由でどの子の作品もとても素敵に仕上がりました。

博物館では、「ロータリーベニヤレース」という機会を使って、丸太を大根のかつらむきのように向いて、単板を作る過程を見せていただきました。こどもたちは、太い丸太が薄い紙のようになって出てくる様子を、興味津々でみていました。むきたての単板はとてもいい香りがして「いい匂いだね」と喜ぶ姿も見られました。このうすい板を重ね合わせて、丈夫な板ができることを教えていただきました。

その後は、触って試せる様々な展示物で遊びました。たくさんの木の種類があることを知ったり、木によって色や重さ、音、香りが違うことにも気付きました。「木」ってすごい！ということを遊びながら学ぶことができ、貴重な体験になりました。

材料としての「木」にたくさん親しんだ後は、自然の木がいっぱいの夢の島公園に行き、昼食をとりました。元加賀幼稚園のお友達と「一緒に食べよう」と誘い合い、仲良く混ざり合って弁当を食べました。

昼食を一緒に食べて仲良くなった子どもたちは、広い公園で、鬼遊びや縄跳びなどをして元気いっぱい遊びました。

その後は、夢の島熱帯植物館に移動し、なかよしチームで探検カードをもちながら、珍しい植物を観て楽しみました。色や形、大きさ等様々な発見を友達と一緒に楽しみ、面白さ、美しさ、不思議さを共有することができました。

「木」や様々な植物にたっぷりと触れたり、元加賀幼稚園のお友達と交流したり、楽しい遠足になりました。帰園してからは、木材・合板博物館で作った木工プレートを友達と見せ合い、「すてきだね」「いいね」とそれぞれの表現を認め合う姿も見られました。

公開日：2025年12月19日 16:00:00
更新日：2025年12月19日 17:12:10